生命医科学研究科生命医科学研究科

創薬分子科学研究室

創薬分子科学研究室


 

概要

化学と生物学を融合したケミカルバイオロジーを基盤とし、生命科学・創薬研究の課題を解決する独自の分子技術(ケミカルバイオテクノロジー)を開発します。そして、がん・感染症の原因となる生命現象を制御する新たな低分子化合物及び人工タンパク質の創出を目指しています。

スタッフ

大学院客員准教授 和田 章(わだ あきら)

<略歴>
名古屋工業大学大学院 博士後期課程修了 (2001年) 工学博士。1999年から日本学術振興会 特別研究員(DC・PD)、産業技術総合研究所 特別研究員、理化学研究所 中央研究所 研究員、科学技術振興機構 さきがけ研究者、理化学研究所 基幹研究所 専任研究員を経て、2013年から横浜市立大学大学院 生命医科学研究科 大学院客員准教授。2018年から理化学研究所 生命機能科学研究センター 専任研究員。

<メッセージ>
本研究室は、ケミカルバイオロジーとケミカルバイオテクノロジーを融合することで、各種疾患に関連した異常な生命現象にアプローチする低分子化合物や人工タンパク質を創出し、新たな創薬候補のタネを見出したいと考えています。
 

研究内容

図1. 試験管内人工進化技術:生物活性タンパク質の創成

和田 章

生命現象の構成単位である“タンパク質”の生命機能をピンポイントに誘導もしくは抑制する特殊分子は、将来の医薬品候補となる可能性を秘めています。当研究室では、がんや感染症の原因である生命現象を特異的に制御する低分子化合物を探索すると共に、その化合物の作用機序を解析する「ケミカルバイオロジー」に取り組んでいます。また、生命分子の誕生と進化を再現した試験管内人工進化技術(図1)を独自に開発することで、バイオ医薬品候補としての生物活性タンパク質を創出する「ケミカルバイオテクノロジー」を推進し、バイオ創薬研究の新展開を目指しています。
 

主要文献(Selected Publications)

‣ A.Wada, Ribosome display technology for selecting peptide and protein ligands., Biomedical Applications of Functionalized Nanomaterials, Elsevier, P89 (2018).
‣ M. Kawatani, M. Muroi, A. Wada, G. Inoue, Y. Futamura, H. Aono, K. Shimizu, T. Shimizu,Y. Igarashi, N. Takahashi-Ando, H. Osada, Proteomic profiling reveals that collismycin A is an iron chelator., Sci. Rep., 6, 38385 (2016).
‣ A. Wada, S. Hara, H. Osada, Ribosome display and photo-cross-linking techniques for in vitro identification of target proteins of bioactive small molecules., Anal. Chem., 86, 6768 (2014).
‣ A. Wada, K. Jitsukawa, H. Masuda, Superoxide disproportionations driven by zinc complexes with various steric and electrostatic properties., Angew. Chem. Int. Ed., 52, 12293 (2013).







研究部門