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平成27年度バイオエキスパート研究体験シリーズ開催予定プログラムと開催日
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申し込み受付開始は、5月30日・6月6日・6月20日開催プログラムが平成27年3月1日から、6月27日・7月11日開催プログラムが4月1日からを予定しています。
開催日 | 番号 | プログラム名 (定員) |
内容 | 担当 研究室 |
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5月30日 | 1 | タンパク質のシミュレーション最前線:スパコンを使ってみよう(10名) | 近年のコンピュータの発展にともない、数千原子からなる巨大なタンパク質分子の動きをコンピュータ上で再現し、詳しく調べることができるようになってきました。本プログラムでは、横浜市大鶴見キャンパスに設置されているスーパーコンピュータ(スパコン)を見学していただくとともに、実際にスパコンを使ってタンパク質のシミュレーションを体験していただきます。スパコンによって再現されたタンパク質分子の複雑な動きを、三次元グラフィックスで観察してみましょう。 | 生命情報科学研究室 |
2 | 質量分析による脂肪酸の違い(リポクオリティ)(5名) | 魚に多く含まれるEPAやDHAなどのオメガ3脂肪酸は、ヒトの健康を維持する上で重要な栄養素であると考えられています。一方で、近年発展の目覚ましい質量分析システム (LC-MS) を用いることで、栄養として摂取されたこれら脂肪酸およびその活性代謝物が、生体内でどのように分布しているのかを包括的に解析することができます。今回の体験コースでは、試料から抽出した脂質成分の分析を行い、脂肪酸の質の違い(リポクオリティ)を見分ける分析技術を体験し、それらがヒトの健康に及ぼす影響について考察を加えたいと思います。 | 分子エピゲノム研究室 | |
6月6日 | 3 | できる、X線結晶解析入門〜たんぱく質の原子モデルを組み立てて、見てみよう!〜(10名) | タンパク質や核酸分子は適切な立体構造をとることで機能を発現します。分子の構造は機能と密接な関係があり、それを解明するのが構造生物学であり、その手法の一つがX線結晶構造解析です。本講座ではタンパク質結晶を観察し、結晶構造解析を体験します。 | 構造生物学研究室 |
4 | 体験!NMR(核磁気共鳴分光法)によるドラッグ・ディスカバリー(10名) | NMR は超伝導磁石による強い磁場中に置かれた原子核が電磁波と相互作用することを利用した分光法です。NMRはタンパク質や核酸などの生体高分子の立体構造 や、分子運動、分子間相互作用の解析に用いられています。この講座では実際にNMR装置に触れ、最近注目されている手法:薬剤候補となる低分子化合物のスクリーニング方法、及びターゲットタンパク質との結合部位の同定方法を紹介します。 | 構造エピゲノム科学研究室 機能構造科学研究室 |
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6月20日 | 5 | 新しい薬剤開発のためのタンパク質X線結晶構造解析 (6名) | 私たちのグループは、抗菌剤のターゲットとなる病原菌やウィルスのタンパク質の詳細な立体構造を解明して、新しい抗菌剤設計のための情報を提供しています。本講座では、 1. 実体顕微鏡を使ってタンパク質結晶を観察する。 2. X線装置を使ってタンパク質結晶にX線を照射し、回折イメージを撮影する。 3. データ解析用ソフトウェアを使ってX線回折イメージを解析したり、3D立体視メガネでタンパク質立体構造グラフィックを観察する。 など、当研究室の装置類を実際に操作していただいて、タンパク質X線結晶構造解析のための最先端の研究環境を実感していただきます。 | 構造創薬科学研究室 |
6 | 質量分析法によるタンパク質の翻訳後修飾解析(5名) | 近年のプロテオミクス技術の発展により、タンパク 質の同定が迅速に行われるようになりました。このようなタンパク質の翻訳後修飾の解析においてもプロテオミク ス技術は多大な威力を発揮します。本講座では、細胞内シグナル伝達に重要な役割を果たしているタンパク質の翻訳後修飾を質量分析装置を用いてどのように同定するのかをデータ解析を中心として体験します。 | プロテオーム科学研究室 | |
6月27日 | 7 | 転写-遺伝情報を取り出すしくみ-(10名) | 適切な発現を指令するゲノム上の暗号(塩基配列)を改変し、その結果起こる変化を観察することで、目に見えない不思議な転写の「しくみ」を皆さんと一緒に探ってみたいと思います。 | 分子細胞医科学研究室 |
8 | 腸管免疫と腸内細菌(10名) | 内なる外と呼ばれる腸管は、常に様々な細菌や抗原にさらされている臓器です。 本講座は腸内常在菌や病原菌に対する宿主の粘膜免疫系による生体応答メカニズムの一端に触れることを目的とします。病原菌感染時の宿主腸管上皮細胞の免疫応答を観察するために、腸内環境の変動に伴う腸内細菌叢の変化の観察、粘膜免疫応答を開始するために重要なM細胞を持つ免疫応答誘導組織(パイエル板)の免疫組織学的観察などを行う予定です。" | 免疫生物学研究室 | |
7月11日 | 9 | 指紋認証のように食品と体の個性を捉える(10名) | ヒトの健康は様々な環境要因の影響を強く受けており、特に食習慣と恒常性維持は切っても切り離せない関係です。本体験コースでは、こういった環境要因に起因して変動する食品素材や個々人の代謝表現系を分析し、フィンガープリンティングとして捉える最新技術について体験していただくとともに、体験者自身における代謝物レベルでの“個性”について調べてみたいと思います。 | 生命分析科学研究室 |
10 | レポーター・アッセイで転写制御を調べる(5名) | 私たちのからだを構成する、神経や筋肉などのさまざまな種類の細胞は、ゲノムDNAから遺伝情報を読み出す「転写」の仕組みが巧妙に働いて生み出されます。本講座では、培養細胞とホタルの発光タンパク質・ルシフェラーゼを利用したレポーター・アッセイを使って転写をコントロールしている「転写制御因子」のはたらきを調べてみましょう。 | 生体機能医科学研究室 | |