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平成26年度バイオエキスパート研究体験シリーズ開催予定プログラムと開催日
今年度のバイオエキスパート研究体験シリーズの申し込みはこちらから
申し込み受付開始は、5月開催プログラムが平成26年3月1日から、6月開催プログラムが4月1日からを予定しています。
開催日 | 番号 | プログラム名 (定員) |
内容 | 担当 研究室 |
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5月10日 | 1 | タンパク質のシミュレーション最前線:スパコンを使ってみよう(10名) | 近年のコンピュータの発展にともない、数千原子からなる巨大なタンパク質分子の動きをコンピュータ上で再現し、詳しく調べることができるようになってきました。本プログラムでは、横浜市大鶴見キャンパスに設置されているスーパーコンピュータ(スパコン)を見学していただくとともに、実際にスパコンを使ってタンパク質のシミュレーションを体験していただきます。スパコンによって再現されたタンパク質分子の複雑な動きを、三次元グラフィックスで観察してみましょう。 | 生命情報科学研究室 |
5月24日 | 2 | 原子の解像度でわかるタンパク質の構造と機能 ―タンパク質のX線結晶構造解析―(10名) | タンパク質や核酸分子は適切な立体構造をとることで機能を発現します。分子の構造は機能と密接な関係があり、それを解明するのが構造生物学であり、その手法の一つがX線結晶構造解析です。本講座ではタンパク質結晶を観察し、結晶構造解析を体験します。 | 構造生物学研究室 |
3 | 体験!NMR(核磁気共鳴分光法)によるドラッグ・ディスカバリー(10名) | NMR は超伝導磁石による強い磁場中に置かれた原子核が電磁波と相互作用することを利用した分光法です。NMRはタンパク質や核酸などの生体高分子の立体構造 や、分子運動、分子間相互作用の解析に用いられています。この体験では実際にNMR装置に触れ、最近注目されている手法:薬剤候補となる低分子化合物のス クリーニング方法、及びターゲットタンパク質との結合部位の同定方法を紹介します。 | 構造エピゲノム科学研究室 機能構造科学研究室 |
5月31日 | 4 | 新しい薬剤開発のためのタンパク質X線結晶構造解析(6名) | 私たちのグループは、抗菌剤のターゲットとなる病原菌やウィルスのタンパク質の詳細な立体構造を解明して、新しい抗菌剤設計のための情報を提供しています。今回の体験コースでは、 1. 実体顕微鏡を使ってタンパク質結晶を観察する。 2.X線装置を使ってタンパク質結晶にX線を照射し、回折イメージを撮影する。 3.データ解析用ソフトウェアを使ってX線回折イメージを解析したり、3D立体視メガネでタンパク質立体構造グラフィックを観察する。 など、当研究室の装置類を実際に操作していただいて、タンパク質X線結晶構造解析のための最先端の研究環境を実感していただきます。 |
構造創薬科学研究室 |
5 | 腸管免疫と腸内細菌(10名) | 腸内常在菌や病原菌に対する宿主の粘膜免疫系による生体応答メカニズムの一旦に触れることを目的とします。 1. 病原菌感染時の宿主腸管上皮細胞の免疫応答を遺伝子レベルで観察 2. 腸内環境の変動に伴う腸内細菌叢の変化を観察 3. 粘膜免疫応答を開始するために重要なM細胞と、その後の免疫応答誘導組織であるパイエル板の免疫組織学的観察 |
免疫生物学研究室 | |
6月7日 | 6 | 転写 ―遺伝情報を取り出すしくみ―(10名) | 適切な発現を指令するゲノム上の暗号(塩基配列)を改変し、その結果起こる変化を観察することで、目に見えない不思議な転写の「しくみ」を皆さんと一緒に探ってみたいと思います。 | 分子細胞医科学研究室 |
7 | 組織再生と組織培養による精子形成(5名) ※福浦キャンパスにて開催 |
iPS細胞の開発により、再生医学は一挙に進展しつつあります。一方で、臓器や組織を培養する技術の歴史は古いものの、いまだ立ち遅れている研究領域です。組織の再生と組織培養の技術が組み合わされれば、再生医学はますます発展すると考えられます。本講座では、マウスの精子形成をモデルにして組織培養の実際を紹介し、組織再生も合わせて実習します。 | プロテオーム科学研究室 | |
6月21日 | 8 | 指紋認証のように食品と体の個性を捉える(10名) | ヒトの健康は様々な環境要因の影響を強く受けており、特に食習慣と恒常性維持は切っても切り離せない関係です。本体験コースでは、こういった環境要因に起因して変動する食品素材や個々人の代謝表現系を分析し、フィンガープリンティングとして捉える最新技術について体験していただくとともに、体験者自身における代謝物レベルでの“個性”について調べてみたいと思います。 | 生命分析科学研究室 |
9 | 神経細胞の培養と突起伸長の観察 (3名) |
脳や脊髄などにある神経細胞を取り出してシャーレの中で培養してみましょう。神経の細胞から軸索と呼ばれる突起が生えてきてどんどん伸びます。その様子を観察しながら、どのように伸びていくのか、そして、幾つかの物質を入れてみてそれに反応する様子も観察したいと思います。伸びたり縮んだりする反応の積み重なりで神経回路が出来上がる仕組みの一端を皆さんに観察して頂き、神経回路が出来上がる不思議を体験して頂ければと思います。 | 生体機能医科学研究室 | |