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生命医科学研究科博士前期課程2年工藤崇文さん、日本生物物理学会学生発表賞を受賞!

2019.10.10
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生命情報科学研究室博士前期課程2年工藤崇文さん、日本生物物理学会学生発表賞を受賞!

発表演題「拡張アンサンブル法によるビタミンD受容体のアゴニスト/アンタゴニスト活性調節機構の研究」

生命情報科学研究室博士前期課程2年の工藤崇文(指導教員:池口満徳教授)さんは、2019年9月24日(火)〜26日(木)にシーガイア(宮崎県)で開催された第57回日本生物物理学会年会において、日本生物物理学会学生発表賞に選出されました。

工藤崇文さんのコメント

この度は名誉ある賞をいただき、大変ありがたく思います。池口教授をはじめ、熱心にご指導いただいた生命情報科学研究室の皆様に心より感謝申し上げます。発表当日は計算科学やX線結晶解析の専門家の方々から数多くのご助言をいただきました。自分の研究の盲点や改善点についてご指摘をいただいたことから、自分の未熟さを改めて痛感いたしました。今後もこの経験を活かして、より一層精進していきたいと思います。 

指導教員の池口満徳教授のコメント

 受賞おめでとうございます。学部生の頃からの研究を発展させ、修士課程2年間で、ここまで研究をまとめられたことをすばらしく思います。ポスター発表では、その研究成果はもちろんのこと、その質疑応答などを総合的に評価してもらえたのだと思います。それも、普段、自分で考えて、しっかり研究を進めていった結果だと思います。今後も、ぜひ、その努力を継続していってもらえたらと思います。

発表内容

 Vitamin D receptor (VDR) is one of the nuclear receptors and an important target for drug discovery. To clarify the regulation mechanism of agonistic/antagonistic activities of VDR ligands, molecular dynamics simulations (MD) were performed. Since thecrystal structures of agonist and antagonist complexes of VDR were almost identical, it is difficult to discuss the differences of their activities. It is also a problem that it is difficult to observe large conformational changes using nomal MD. Therefore,gREST (Kamiya et al., JCP 2018), which is one of the generalized ensemble methods was utilized. As a result, spontaneous conformational changes of VDR were captured, that made it possible to consider the cause of the differences of agonistic/antagonistic activities.

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