大学院生の會田 侑希さんが、第48回日本分子生物学会年会において、MBSJ Poster Awardを受賞 !
2026.03.11
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生命医科学研究科博士後期課程3年 生体機能医科学研究室所属の會田 侑希さんが、2025年12月3日 (水) 〜5日 (金) にパシフィコ横浜で開催された第48回日本分子生物学会年会において、MBSJ Poster Awardを受賞しました。MBSJ Poster Award 2025は、1,599件のエントリーの中から11%にあたる171件に与えられた賞です。
おめでとうございます!
おめでとうございます!
第48回日本分子生物学会年会受賞者
生命医科学研究科 博士後期課程3年
生体機能医科学研究室所属
會田 侑希 さん
指導教員
大学院生命医科学研究科
生体機能医科学研究室 片岡 浩介 准教授
受賞内容
第53回構造活性相関シンポジウム
MBSJ Poster Award 2025 ポスター賞
発表タイトル
「インスリン分泌負荷はTFE3の活性化を介して膵β細胞の機能低下を引き起こす」
生命医科学研究科 博士後期課程3年
生体機能医科学研究室所属
會田 侑希 さん
指導教員
大学院生命医科学研究科
生体機能医科学研究室 片岡 浩介 准教授
受賞内容
第53回構造活性相関シンポジウム
MBSJ Poster Award 2025 ポスター賞
発表タイトル
「インスリン分泌負荷はTFE3の活性化を介して膵β細胞の機能低下を引き起こす」
今回受賞したポスター発表の研究内容について會田さんに解説していただきました。
二型糖尿病は世界中で患者が増加している生活習慣病です。二型糖尿病は、末梢組織でのインスリン抵抗性や膵β細胞機能低下によって血糖値の恒常性が破綻する疾患です。二型糖尿病は極めて複雑な病態を示すことから、近年その病態に基づき複数のサブタイプに分類することが推奨されつつあります。その中でも、日本人に多いとされる、非(もしくは軽度)インスリン抵抗性でβ細胞の機能が低下するサブタイプの分子機構の理解は遅れており、この大きな要因の1つは適切な実験動物モデルが存在しなかったことです。
本研究では、これまでに着目されてこなかった「インスリン分泌負荷自体」がβ細胞機能低下を引き起こす可能性を考えました。そして、野生型マウスに持続的なインスリン分泌負荷を与えることによって、非インスリン抵抗性でβ細胞の機能が低下する世界初のモデルマウスを作製しました。さらに、このモデルマウスにおけるβ細胞機能低下の分子機構として、インスリン分泌負荷によって活性化される転写因子Tfe3が、β細胞の機能維持に必須な転写因子Mafaの発現を低下させることを明らかにしました。
本研究成果は、二型糖尿病サブタイプごとの発症メカニズムの理解を前進させるものであり、将来的にはサブタイプごとの診断マーカーの開発や個別化医療への応用に貢献することが期待されます。
本研究では、これまでに着目されてこなかった「インスリン分泌負荷自体」がβ細胞機能低下を引き起こす可能性を考えました。そして、野生型マウスに持続的なインスリン分泌負荷を与えることによって、非インスリン抵抗性でβ細胞の機能が低下する世界初のモデルマウスを作製しました。さらに、このモデルマウスにおけるβ細胞機能低下の分子機構として、インスリン分泌負荷によって活性化される転写因子Tfe3が、β細胞の機能維持に必須な転写因子Mafaの発現を低下させることを明らかにしました。
本研究成果は、二型糖尿病サブタイプごとの発症メカニズムの理解を前進させるものであり、将来的にはサブタイプごとの診断マーカーの開発や個別化医療への応用に貢献することが期待されます。
本受賞について、會田さんと指導教員の片岡先生からコメントをもらいました。
受賞者:會田 侑希さんのコメント
この度はこのような栄誉ある賞に選出いただき、誠に光栄に存じます。本年会におきまして、ご評価くださった先生方ならびに学会関係者の皆様に心より御礼申し上げます。本年会では、研究テーマである二型糖尿病における膵β細胞機能低下とその過程に関わる転写制御機構について、様々な方々と活発な議論をさせていただき、研究の奥深さと楽しさを改めて実感する大変有意義な時間を過ごすことができました。今後は本賞に恥じぬよう、研究を楽しむ姿勢を大切にしながら、より一層精進してまいります。また、学部3年生の頃よりご指導くださいました片岡先生ならびに片岡研究室の皆様、そして日頃より支えてくれている家族に、心より感謝申し上げます。
指導教員:片岡 浩介先生のコメント
受賞おめでとうございます。学部3年生で研究室に配属されてから博士後期3年生に至るまで、膵β細胞の機能低下の仕組みを解き明かすべく、研究に邁進してきた成果が評価されて、この栄誉ある賞の受賞に繋がったものでしょう。たいへん嬉しく思います。
研究の過程では、大きな壁に突き当たったこともあれば、新しいアイデアがヒットしてブレイクスルーにつながった経験もあり、研究の楽しさ・苦しさの両方を味わったのではないでしょうか。今後も、自然の仕組みを解き明かすことを、オープンマインドで楽しんでいってくれることを期待しています。
研究の過程では、大きな壁に突き当たったこともあれば、新しいアイデアがヒットしてブレイクスルーにつながった経験もあり、研究の楽しさ・苦しさの両方を味わったのではないでしょうか。今後も、自然の仕組みを解き明かすことを、オープンマインドで楽しんでいってくれることを期待しています。


