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宇宙滞在による免疫機能低下の機構を解明(免疫生物学研究室)

2020.01.06
  • TOPICS
  • 研究

宇宙滞在による免疫機能低下の機構を解明-無重力環境が引き起こす胸腺の萎縮と人工重力による軽減-

 免疫生物学研究室、秋山泰身大学院客員教授・大野博司大学院客員教授のグループは、宇宙の無重力環境を経験することにより、リンパ器官である「胸腺」が萎縮すること、その萎縮は人工的な重力負荷で軽減されること、また、胸腺細胞の増殖が抑制されることによって萎縮が起きるという仕組みを発見しました。

本研究成果は、免疫機能に関与する胸腺と重力の関係を明らかにするもので、将来の月・火星有人探査や民間の宇宙旅行などの際に必要な健康管理や、免疫系異常の予防に貢献すると期待できます。
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