鈴木研究室にようこそ!

  生命 ("生きている"という状態) の最小単位は細胞です。つまり、この地球上で誕生した”生命という存在”の謎を解く鍵は細胞の中に秘められています。「細胞を知ること」は、「生きているとはどういうことか?」を生物学的に知ることであり、「いかにして、物質の相互作用から”生きている状態”が生み出されているのか?」を明らかにすることです。「分子細胞生物学」はこの問題にメスを入れる学問です。そしてこの学問の急速な発展があったからこそ、今日の「多細胞生物の発生現象や幹細胞・再生研究」、さらには、「ヒト疾患の研究」の大きな発展が可能になりました。

”生命という存在”が"無生命の物質世界"と根本的に違う点は、前者が”自らを自律的に組織化、複雑化できる”ことにあります。そしてこの生命の本質的側面は、個々の細胞の中では、細胞極性の形成(細胞の構造と機能が自律的に非対称化する現象)という形で現れています。

当研究室では、この「細胞極性」がいかに生まれ制御されているのか?を明らかにすることを目指しています。そしてこの研究を、細胞極性の破綻として理解しうる「疾患」の研究に展開することによって、「生命医科学研究」に貢献していくことを目指しています(詳しくは、研究概要参照)。


驚くべき生命の不思議に目を輝かせ、その解明に燃える学生の皆さん、是非、私達の研究に参加しませんか?

意欲のある大学院生、募集中です!